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悩みは特にありません。

でも性格は暗いです。

小説すばるルル

かにクリーム! (寺地家で最近頻繁に使用されている挨拶)みんな元気?私は最近引っ越しの準備のために押入れなどを掃除してはそのたびへんなものを見つけてげっそりする日々です。昨日なんか台所の流しの下からアイスの棒(おおかたガリガリ君)(ソーダ味)が60本ぐらい出てきたんだよ。アイスの棒を集めてベランダにログハウスでも建てるつもりだったのかな。夢のセカンドハウスだよってね。バカかよ。

そんなことより聞いてくれよ。あたくしこと寺地が書いた『大人は泣かないと思っていた』という短編が、12月17日発売の小説すばる1月号に載っているんですよ!キャキャーイ!
あっしは小説すばるを以前、毎月は無理でしたがよく買って読んでいて、いつも「ハァ~こういう本にねェ載れたらねェ~よかよねェ~?」と思っていたので、つまり夢がひとつ叶った訳で、わしは嬉しいです。一人称が乱れるぐらい嬉しいのです。一人称の乱と呼んでください(島原の乱みたいな感じで)

小学二年生の頃、なんでランドセルは男子が黒、女子が赤と決まってるのか、私は黒のほうがカッコ良いと思う、というようなことを担任の先生に話した時に、なんで?はるなさんは男の子になりたいの?なんでそんなことを考えるの?先生にはわからない!なんでそんな当たり前のことを疑問に思うの?わからない!と言われました。今から30年以上前のことです。イオンで24色ランドセルが発売されたのは、それからずっとずっと後でした。

それから学年があがって、家庭科の授業がはじまり、裁縫箱を注文することになり申した。青・ピンク・白の三色から選ぶことになっていて、ふたの部分に描かれたイラストは青がレーシングカー、ピンクがワンピースを着た女の子、白が山と山のあいだを川が流れる風景でした。
男子は全員青、女子は全員ピンクを選んでいて、白を選んだのはクラスで私ひとり。他の子になんでピンクにしなかったのかとたずねられて、何度も「白のほうが絵が好きだから」と説明したけど「言ってることの意味がわからない。人と違うことをして目立ちたいのか」という返事でした。
ランドセルの時も、裁縫箱の時も、「わからない」と言う相手に、私は自分の思ってることをうまく説明できませんでした。男の子にはなりたくなかったし、目立ちたくもありませんでした。あの時なんて言ったら伝わったんだろうと思い続けながら大人になった気がします。

『大人は泣かないと思っていた』は、そのランドセルと裁縫箱のことを思い出しながら書きました。小学生の話ではなく、32歳男性の話だしどっちもお話には出てこないなのですが、書いてるあいだなんとなくずっと頭の片隅にありました。書けて良かったなと思ってます。よかったら読んでみてください。ルルル。