読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

寺ック

セグレタというシャンプーを買いました。髪がふわっとボリュームアップする、というふれこみだったから。私は頭髪が少ないので、なんかいっつも髪がぺたっとしておるのです。ぺたっとしてバッドなんです。説明するのも野暮だけどこれハッとしてgoodを意識してるから。バリバリ意識してるから。

セグレタというシャンプーは大きな薬局で買ったのですが、レジの男の人がすごく腕毛の豊かな人だったので、アッこの人がセグレタで全身を洗ったら体毛がふわっとしてぬいぐるみみたいになって女の子にキャー! かわいい! なんつって騒がれてモテてモテて茂手もて夫になって下駄箱開けたらラブレターがどさーってなって困ってしまうんじゃないかしらと心配になって「セグレタで全身を洗ったらいかんですよ」と教えてあげようかと思いましたが、モテてモテて茂手もて夫になるのも一興? むしろ男子の本懐? とか思って黙っていました。

セグレタを買って家に帰ったら友人の蟹子から電話がかかってきて、熊本に行ったらどのおみやげにもくまモンが描かれていてなんかムカついたので何も買わなかったということを延々と聞かされました。

私はお返しのつもりで「てらモン」というキャラクターを考案して、ポケットティッシュとか紙コップに描いて私のことが好きでたまらないというスットコドッコイに売りつけたらどうだろうかという話をしたのですが、蟹子に「そげなもんおるわけなかろーがッ!(そんな人いるわけないでしょう!の意)」と一喝されてしまいました。そのあと小さい声で「私以外にはね」と言うので、このスットコドッコイが、と思いました。


このあいだ、「寺地さんって友だちいないんじゃないんですか?」とインターネットのひとにものすごく心配されたので、私にも友だちはおりますということをアッピールしたろかしらんと思ってこれを書きはじめたのですが、読み返してみてセグレタのくだり蟹子に関係無いし、いらねえなと思いました。でも消さないし、あとそもそも友だちがいないかもしれないことをなぜあのひとはあんなにも真剣に心配していたんだろう、と思ってます。
以前に「近所に友だちのいない女のひとは短命(さびしさがストレスとなり結果短命になる、みたいな話)」的な記事をどこかで読んだのですが、あれをそのひとも読んだのかもしれません。
てえことはつまり、彼女は私に長生きしてほしいと思っているということで、つまり彼女もまたスットコドッコイなのです。
まったくどいつもこいつもスットコドッコイだぜ。二人しかいないのにたくさんいるかのような言いかたをしてみました。二人しかいないのにたくさんいるかのように読んでいるひとに錯覚させるトリックです。寺ックです。おわりです。