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こわがりすぎて

本や映画の感想を書いたり話したりするのが苦手です。内容をどこらへんまでくわしく書いていいのかよくわからないのです。

私はネタバレというものに比較的寛容というか鈍感で、まあ勿論イヤはイヤなのですが先に内容を知ってしまったら知ってしまったでアーまあしょうがねえかーと鼻をほじりながら残念に思って終わりというタイプなのですが、世の中にはネタバレ許すまじみたいな、ネタバレ死すべしみたいな、ノーモアネタバレみたいな人もいると思うので、そういう人と私のネタバレ基準が全然違っていて、そのせいで「お前のせいで楽しみが半減しちゃったじゃねえかこのやろう」って怒られて犬をけしかけられたりしたらどうしよう、あるいは炊きたてあつあつのごはんを靴に詰め込まれたりしたらどうしよう、とビビりにビビってしまうのです。ビビリアン・ウェストウッドなのです。

内容や見どころをくわしく語りつつちゃんと読んだ人に「おもしろそう、読んで(観て)みたい」という気持ちにさせるように書ける人はすごいなあと思うんだ。私なんてビビリアン・ウェストウッドなあまりに、誰でも知ってるような、たとえば『金閣寺』とかを説明する時でさえ「修行僧の人が金閣寺フワッフーってなって紆余曲折の末最後にメラメラする話」みたいな説明しかできませんからね。まずいよね。怖がりすぎはよくないですよね。

 

だいたい私は日常的にいろんなものを怖がりすぎているのだと思う。外を車で走ってる時にガスタンク(あのでっかい丸いやつ)を見かけるたびにヒィッてなるし。でっかくて丸いやつって怖い。でっかくなくても丸いのが高いところにあるとなんか怖い。ミラーボールとか。

この前もおもちくん(息子・四歳)の保育園の発表会があったんですけど、その会場が市民会館みたいなところで、なんか知らんけど天井からミラーボールがつりさがってたんです。開演前にそれを見ていたら突然「もしあのミラーボールが落ちてきたら……」という恐怖におそわれて、発表会のあいだ殆ど天井を見てましたからね。怖いな怖いなーって。怖がり過ぎて途中ちょっと飽きて怒ってみたりして。だいたいなんでミラーボールなんかあるんだよ、誰が来た時に使うんだよ、ジョン・トラボルタか。そうなのか、なんかこう、こうクルクルして、キラキラして、そんでその下で白いスーツ着ておぬしは踊るんか、遠い日本の、この大阪まで来ておぬしは、やい、やいトラボルタ!どうなんだよ!って思ってるうちにおもちくんの出番が終わってましたよ。どうしてくれるんだよトラボルタめ。あと全然関係ないんですけど演目は「浦島太郎」で、太郎ひとりを乙姫六人でおもてなしするという斬新な設定でした。おわりです。