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もぱさん。

私は現在37歳なので他人からおばさんと呼ばれることもありますし、「おばさんなので」と自ら言うこともあります。そうすると誰かに「まだまだ大丈夫ですよ!」とか「卑下する必要ないよ!」とか言われることがありまして、しかし私は自らを卑下して「おばさん」と言っているわけではないので、毎回返答に困ります。
自分自身「おばさん」を侮蔑の意味で使ったことはないですし、侮蔑の意味だとしたら「年寄りは若者に劣る」と感じていることになりますし、私はそうは感じないので、だから「おばさん」であることはいやではないのです。
この「おばさん」という字を見るのもいやだという人もいると思うので、そんな人のために以下「もぱさん」と表記しようかと思うのですが、でもやっぱりふざけてるみたいだし紛らわしいので「もぱさん」はやめます。でも「もぱさん」という字面と響きが気に入ってしまったのでタイトルに使ってしまいました。もぱさん。

仕事やそれ以外で年上の女性と接する機会が多いのですが未婚の人も既婚の人も子のある人もない人もそれぞれみんな個性があって話してても楽しいし、きれいです。きれいなおばさんというと一般的には美魔女の人みたいな驚異的に若く見える状態を指すのかもしれませんが、「若く見える」のと「美しい」のとは別なことです。皺が多かったり白髪だったりしてもきれいな人はきれいです。
若く見えるけど決してきれいではない人もいます。まあこの「きれい」というのは私の主観なので、私以外の人からはきれいに見えている可能性はもちろんありますが今はそれはちょっと置いといて、おそらく身だしなみとか物腰とか表情が大きく関係するんかなあと個人的には思っております。
いずれにせよおばさんになったからといって人間としての魅力が無くなるわけではないです。
たまにどうしようもねえおばさんだなと感じる人もいますがそういう人はたぶん若い時からどうしようもねえのだと思います。

ところで私の母は何を見ても泣く人で、それが年々ひどくなって、最近ではくそしょうもないホームドラマの最終回だけを観て号泣したりするらしいのですが、あれはたぶん年齢を重ねて経験をつんだことで感情移入できる対象が増えたからです。涙もろくなるのはとても素敵なことだと思います。

私自身に関して言うと、まだおばさん界ではビギナーのほうなのでエラそうなことは言えませんが、たとえば十年前十五年前と比べたら経験値があがったぶんやっぱりちょっとはずる賢くもなりましたしちょっとは図太くなりました。昔より今のほうが自分のことを好きです。
若いねかわいいねとちやほやされることはもう無いでしょうが、若いねかわいいねとちやほやされること以上の幸福は、山ほどこの世に存在します。

なので今後私が「私はおばさんですので」と言った時には、卑下しているのではなく自慢していると思ってもらってよいです。うん、あのね、私しょっちゅう言ってる。ごめんね、自慢したがりで。えへへ。