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悩みは特にありません。

でも性格は暗いです。

たまには語る(おもに松田龍平について)

私が松田龍平をテレビではじめて見たのは『御法度』という映画の記者会見かなんかで、たしか監督の大島渚が美少年やら目に色気があるやら誉めていて、私は「同意しかねる」と当時は思い、それきりその熊谷真実の甥っ子のことは何年も忘れて暮らしておりましたが、うーんなんていうんでしょうね。別に私の好みが変わったわけじゃない、松田龍平が魅力を増しただけなんだ、うんそうなんだ。いやね、なにが言いたいのかというと私はもしかしたら松田龍平がすごく好きかもしれないんだ。言ってしまった。好きになってしまったかもしれないんだ。

かつて北村有起哉目当てに購入した『長州ファイブ』のDVD、これ映画の中盤で北村有起哉がいなくなってしまうから後半はちょっと退屈だって思ってたのに今じゃ後半は松田龍平のみに集中して楽しめるからイイネ、なんて思ってしまっているんだよ。『龍平のみでも善き哉』と毛筆で書いて床の間に飾りたいぐらいなんだ。
レンタルする映画も最近は完全に「龍平の出演は有りや無しや」という基準で選んでるんだよ、私ったらさ。
でも「もう私は芸能人におネツになるような年齢じゃないわ」って一応自制してたんだよ。お前の考えるべきことは松田の龍平のことなんかじゃない、学資保険や老後のことだってね。お前の人生は相川七瀬以上に夢見る少女じゃいられないステージなんだぜってね、自制したよ。でも昨日ついに『まほろ駅前多田便利軒』を借りて観てしまったんだよ。ついにだよ。
原作は読んでたから、松田の龍平がこの役をやってるのを目の当たりにしたあかつきにゃもう絶対に戻れないなと思ってあえて避けていたんだけどね。
結果やっぱりそうなったよ。あの手首をプラプラさせるへんな走り方とか黙って立ってる時の空気感が尋常じゃなく素敵だったもん。あと血圧が低そうなとこがすごくいい。なんかこう、単純に「カッコいい」だけじゃない複雑な陰影の色気みたいなものを、こうなんかこう、モハーて醸し出しとるし。醸しすぎではないのかと心配するぐらい。モハーて。

私は男性の顔と同じぐらい肘から指先にかけての線が気になるタイプで、小説を書く際も腕から指先の描写をしつこくするから読んだ人に「このくだり、いらないんじゃない?」って気持ち悪がられて結局いつも削除するんだけど、その肘から指先にかけての美しさという点においても松田龍平は素晴らしいと思う。特に手の甲と指が細くて長いのが最高だと思う。私思う。

みたいなことを夫に話すとプンスカして「じゃあ龍平と結婚しろよ!」とか言うんだけども、ちょいと待ってほしい。私は何も龍平とマリッジリングを交わしたいわけじゃないんだと言いたい。(そもそもできないことについては今ここでは触れない)
じゃあどうしたいかっていうと、できれば何にもしないでそこにいてほしい。テレビとか見るわけでもなくボーッとそのへんに座っててもらって、私はちょっと離れたところで本を読みたい。で、時々顔あげて「あ、松田龍平がいる」って確認したい。五ページごとに顔あげて「やっぱりいる」「アイス食べてる」「まだいる」「寝てるかと思いきや起きてる」「いないかと思ったけどまだいる」とかって確認したい。
そして読んでる本が佳境を迎えて、感動して涙を流してる私に気付いて、びっくりしたような顔で五秒ぐらい見た後にプッて笑ってほしい。ちょっとぞんざいな感じでタオルとか放り投げてほしい。ハンカチじゃなくてタオル。山下酒店って書いてあるような白いやつ。洗いざらしの。そんな感じ。だいたいそんな感じよ。熱っぽく語ってごめんね。私の頭の中のともだち大飯田盛子(おおめしだもりこ)が「お前ちったあ落ち着けや」って言ってるから私ちょっと深呼吸する。


そういうわけで松田龍平の出演している映画やドラマなどで、これは是非とも観とけよこのやろうというものがありましたら教えてください。もれなく私は喜びます。おわりです。

まほろ駅前多田便利軒 スタンダード・エディション [DVD]
ドラマのほうも観なければ。

ハゲタカ DVD-BOX
旅館の半纏、のちスーツ。

探偵はBARにいる
メガネ

舟を編む 通常版 [DVD]
メガネ、ネクタイ