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のりたま事変。

三歳の息子がおりまして、私は普段彼のことをおもちくんって呼んでるんですけども、先日おもちくんの「三歳半健診」というのをやるから来やがれこのやろうというようなお手紙が市役所から届いたので有給休暇をつかってノコノコ行ってきました。

私の住んでいる市では一歳半健診も二歳半健診もありまして、まあ身長体重を計測したり、口の中を歯医者さんが見たりというような内容なんですけれども、二度とも「泣き声、奇声、床にちらばる絵本やおもちゃ、なぜか床に落ちているオムツ(使用済)、走りまわるこどもとそのお母さんの怒号」といった阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられていたという記憶しかなく、さあ今年はどんなちびっこ地獄が待っているのかな、とわななきながら会場に向かいました。途中勢い余ってリポビタンDまで飲んでしまいました。
こども好きな人にとっては単に「にぎやかな健診会場」って感じなのかもしれませんが、私は自分のこども以外はあんまり好きじゃないので、こどもがいっぱいいるというだけでもうおそろしい場所のように感じられるのです。

余談ですが私の夫である扇風機の前から微動だにしないマン(冬はこたつから出ないマン)は私の上をゆくこども苦手マンでもあるので、今年の春に保育園のお遊戯会に行った時などは他所の子の演技を見ただけで下痢してしまいトイレから全然戻ってきませんでした。以上余談おわり。

そんで医師の問診とかは恙無く終了したんですけれども保健師さんとの面談っていうのがなかなかあれでした。「お母さんのお料理で、なにが一番好きかな?」とか訊かれたおもちくんが「のりたまごはん!」って答えてしまうというハプニングがあって「え、お母さんちゃんとごはん作ってます?」とか言われて、面談がちょうちょう長引きました。のりたま事件です。のりたま事変と言ってもいい。
でも実際「ちゃんと」作ってるかって言ったら全然なわけで、むしろ積極的に手抜きしてますし、野球部が「ヨッシャしまっていこー!」ってやるぐらい「ヨッシャ手ェ抜いていこー!」ですし、あたふたモゴモゴと「ああ……うーん……ちゃんとはして無い、いやあの、うーん、ね? フフ」みたいな答え方をしてしまいますます不審がられました。
そして「ああ、私も小林カツ代のようだったらなあ」と項垂れながら会場を出たのですが、そこの建物のロビーに七夕飾りがありまして、「ご自由に短冊をお書きください」とあったのでこれ幸いと「カツ代になりたい」と書こうとしたところ、カツまで書いたところで他所のこどもに激突されて「カツイーー」ってなって、なんだかカツを欲してやまない人みたいな短冊が出来上がったので半泣きになりながら破り捨てました。
ちなみにおもちくんにお願いごとを尋ねたところ「トッキュウジャーの6号の友達になりたい」とのことで、ヒーローそのものになりたいじゃないところがやっぱり私の息子やなあと思いましたね。以上ですさよなら。