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ギスギスしてーる。

わたしは「そのことばの意味とは関係なく、語感や字面だけで笑ってしまう」という困った癖があって、最近だと「ブロガー」っていうのがどうしてもだめで目にするたびにいちいち吹いてしまいます。「カリスマブロガー」とか絶対だめです。電車の中で見た日にゃ笑いを堪えるために一苦労ですし、堪えすぎてアントニオ猪木の顔まねをしている人みたいな顔になります。
これはもう昔っからそうで、小学生の時には校長先生が発した「あの頃はミッチーブームで……」ということばに爆笑してしまい、「不敬である」という理由で首根っこを掴まれて廊下の壁に頭をズドンされてモギャンてなったという記憶もあります。

あとそれから何年か前から「ほっこり」っていうのも徐々にだめになってきて、だって「ほっこり」って「ほっくり」に似てるから蒸かしたじゃがいもを連想させるじゃないですか。この「蒸しイモ感」がほんとうにおかしくて、またアントニオ猪(以下同文)で我慢できなくて、この蒸しイモ感を誰かに伝えたくなったんです。だからこのあいだ友人と四人ぐらいで集まってる時に「わたし、ほっこりって聞くとつい笑うんやけど、なぜかというと……」と言いかけたんです。
そしたら友人たちが口々に「なんで? あっわかった! 意外と心が狭いから!」「意外と性格がギスギスしてるから!」「意外と底意地が悪いから!」などとそりゃあもう目をらんらんと輝かせて、頼みもしないのにクイズをおっぱじめたんです。君たちは「意外と」を枕詞にしたら人になにを言ってもいいと思ってるのかい?
ムカついたので「ちええ、この腸の腐った女ども! 姦婦ども!」と『金色夜叉』のように叫んだのち猛ダッシュで家に帰って息子とカレー食べて風呂入って寝ました。おいしかったです。(カレーが)