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尿意ドン!

わたしの息子は三歳で今トイレトレーニングというやつをやっていて、でもたまに保育園で失敗してしまうらしく、そんな時は帰り道で泣きます。自転車の後ろの座席でポロポロ泣くもんで、まあこっちも元気づけようとして喋りますよね。自転車漕ぎながらね。

「大丈夫よ。あるある。あるよ。漏らすことぐらい誰でもあるって。お母さんなんか七歳の時におねしょしたしね。お母さんのお父さんはわりとカジュアルにこどもを殴る人やったけん、布団叩きでビシバシ叩かれてまた痛さと恐怖で失禁するかと思うたよ。プヒヒ。
あとアンタが生後八ヶ月の時に夜泣きして、全然泣き止まんもんでずっと抱っこしとった時もね、トイレに間に合わんでちょっと漏らしたことあったよね。千代の富士の引退理由は体力の限界やったけどあの時のお母さんは尿意の限界やった。「尿意のッ! 限界ッ!」ってね、記者会見開こうかと思た。大人になってもあるよ。そういうことあるよ。あるある大事典マチャアキは元気やろか?
マチャアキといえばやっぱり西遊記よね。猪八戒左とん平から西田敏行にかわったわけやけども、お母さんは断然とん平派。イエス! とん平! てね。
ちゅうわけで、ちょっと話それたけど三歳でトイレ失敗は普通! 超普通! もう普通過ぎておもしろさゼロって逆に怒られるレベル。だからもう泣かんでいい。ね?」

って喋り終えて信号待ちで振り返ったら同じマンションに住んでる人(四十代ぐらい。男性)がいましたよね。自転車に乗って。ずっと後ろを走ってきてたらしいです。知らんかった。格別親しくもない相手に自分の失禁の歴史を開陳してしまいました。まあ向こうも他人の失禁の歴史なんて聞きたくなかったと思う。申し訳ない気持ちでいっぱいです。「すいません」って言ったら「いやいや、ねえ、あの、ねえ」って要領を得ない返答だったので相当きつかったんでしょう。この場を借りてお詫びしたいです。

みなさんも外で尿意について語る時は常に後方を意識したほうが良いです。以前にも背後に人がいることを知らずに替え歌を熱唱してもっぱずかしい思いをしたのに、なんせコレ(学習能力)がコレ(皆無)なもんでまた同じようなことをやってしまいました。
あと他人の尿意の限界を不用意に聞かないためにも、自転車の車間距離は充分にとったほうが良いというお話でした。わたしからは以上です。ワオ! 寺地さんもたまにはためになることを書くんですね!